Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

夢中で見た日本のドラマ2つ

最近アマゾンプライムで観たドラマがあまりに面白かったのでご紹介。

カルテットは、それぞれ事情を抱えた30代前後の男女が弦楽四重奏を結成、共同生活を送るなかでそれぞれの過去や謎が解けていく。アンナチュラルは、死因不明の遺体を解剖し死因を解明するミステリー。どちらも、シーズンを通じて登場人物の過去が明かされたり、エピソードの中ではっとする逆転が起きたりとミステリー要素がある。また、小気味良いスピードで進む演出の妙や、ここぞというときにかかる音楽のちからが秀逸(『カルテット』ではフォックスキャプチャープランの楽曲、『アンナチュラル』では米津玄師のレモンが効果的に使われていた)。最後に、役者の演技に惹かれた。好みの問題だと思うけれど、『カルテット』の満島ひかりは抱き締めたくなるほど愛おしく魅力的だし、高橋一生のうざいけど放っておけない感じ、松田龍平の朴訥さと世間ずれ感、吉岡里帆の板につく悪女ぶりなど忘れられない。アンナチュラルで石原さとみという女優がすごく魅力的なことに驚いた。井浦新窪田正孝という俳優陣も存在感があった。

ドラマというメディアは、時代の空気感を切り取って伝えていて面白いものもあるなと思わされた。