Roo's Labo

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英国の賃貸不動産事情

昨日は子供を寝かしつけるつもりがそのまま自分も9時30分過ぎに就寝。5時過ぎに目を覚ますまで爆睡して今に至る。

さて、英国で暮らして3年くらいになる中で気づいた賃貸暮らしの特徴をメモしたい。①家賃更新に上限がない ヨーロッパではインフレが日常的であるからか、契約更新時に家賃の値上げを要求されることが多い。その際大陸ヨーロッパでは借り手保護の観点からか、大家から要求できる増加額(割合)が法律で規制されていることが多い(例えば政府指定の消費者物価上昇率を超えないなど)。一方英国はそのような規制がない自由市場で、1割、2割(パンデミックで落ちた市場からの戻りの際は3割近い要求もあったと聞く)上げ要求は当たり前で、折り合えなければテナントが退去することになる(最近は分からないが、昔はそれでも中国の富裕層などが即入居してしまい客がついた)。あらかじめ入居時に家賃上げ幅を5%に制限するなど握っておかないと大変な苦労をすることになる。

②もう一つがテナントがいるのに平然と内覧が行われること。日本でも賃貸契約の満了が近い時期にはあるかもしれないが、この国の場合契約直後でも大家の以降次第で潜在的な買い手が続々と家の中をみに現れる。我が家も随分前から売りに出されていて潜在的な買い手が月に2回くらいのペースで訪れる。売却後もすみ続けられる場合もあればそうでない場合もあるようだが、落ち着かないので勘弁して欲しいけれど、契約上これを防ぐのは難しいとも聞いていて悩ましい。