Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

2022-01-01から1年間の記事一覧

出張のお土産

出張帰りに今まではチョコレートを買って帰ることが多かったが、変わり映えしないという思いもあった。先日ドイツに出張した際空港の書店で見つけたのが子供用の塗り絵。恐竜とユニコーンはちょうど子供が夢中になっているので喜んでくれた。お土産の本を選…

金曜テートモダン

仕事帰りの金曜日にテートモダン美術館を訪れる。第四金曜日の夜は22時まで開館しているそうで、大人の男女で賑わっていた。テートモダンは通常展示であれば無料で閲覧できる。アートに親しみやすい街というのは、ロンドンの美点の一つかと思う。仕事をうま…

夏目漱石『明暗』・水村美苗『続明暗』

高校時代、森羅万象に自説を展開するユニークな英語の先生がいて、「夏目漱石の小説は10年おきに読み返せ」と言われたのが強烈に印象に残っている。だいぶ時間があいてしまったけれども、大学以来久しぶりに『明暗』を読んでみた。 ***以後ネタバレを含み…

又吉直樹『火花』

自分の住んでいる地区の図書館では、少数ながら日本語の書籍を揃えている。貸し出しはもちろん、古くなった本を破格の値段で売りに出していて、会社帰りにラックにかじりついて掘り出し物を探すのは数少ないロンドン生活の楽しみの一つである。 又吉直樹の『…

乗代雄介さんと圧倒的な量をこなすこと

日経新聞夕刊紙面に、「プロムナード」というコラム欄がある。作家や女優(今の執筆者は美山加恋さん!)が日替わりで登場するのだが、作家の乗代雄介さんのコラムは、毎週欠かさず読むようにしている。 何より文章が上手い。軽やかで読みやすくて(本当につっ…

心の疲労

最近心がすごく疲れて重かった。夜帰宅した瞬間、表情がこわばってうまく動かせないことに気づいて焦った。家人の作ってくれた夕飯を食べ、シャワーを浴びて筋トレをしたところすこし気分が晴れてきた。顔のこわばりも消えた気がする。 原因は結構明確で、職…

晩秋・冬の入り口

ロンドンは朝晩めっきり冷え込む。外出には厚手のコートが欠かせない。 週末訪れたプリムローズヒル。珍しく澄んだ青空に鱗雲が広がる。 一転して霧に包まれた月曜の朝。昼頃まで白味かかったもやが残っていた。

Wright Brothers South Kensington

家族の誕生日にランチ利用。 最寄駅 サウスケンジントン駅徒歩5分程。すごくフレンドリーな店員で子供ウェルカムな雰囲気が良い。(子供用のハイチェアがあるかは不明。椅子を変えずとも食事に差し支えなかった(4歳女児)) 店内はロートレック風の絵が飾ってあ…

新たな儲かる仕組みを企画・実現する能力

三井物産の純利益が一兆円に迫るという発表を見て、なぜ総合商社はそんなに利益が出せるのか友人と話をしていた。要因は様々あるだろうが、特定の商材ではなく、儲かる仕組みを構築し、そこから利益を得る能力を有しているからではないかという話になった。…

外食

デジタル一眼を使うと写真を撮るのが楽しい。

幸せな週末

土曜日は10時過ぎに病院へ。ロンドン市内では子供のポリオが増加しており、追加接種を求められている。中心部の大きな病院に到着。書類の記入と問診を経て娘に駐車ををしてもらう。待合室では不安からか涙ぐんでいたが、注射の最中は泣かずに我慢をしていた…

再起動

ロンドン大学大学院の通信講座の勉強を再開。手元のノートによると、最後に教材を手に取ったのは6月中旬(直後にコロナに罹患したタイミングではある)。4ヶ月を無為に過ごしてしまったのは痛い。正直、学位が取れるかはわからないけれども、外国で勉強する(留…

36歳の振り返り

出張先のワルシャワで37歳を迎えた。あと3年で不惑を迎えるとは思えないほど未熟だが、日々勉強を積み重ねるしかない`。社会の注目を集める何者かになることを目指すのではなく、自分の中で日々最高値を更新し続け、周囲の人に必要とされ、願わくは良い影響…

仕事のモヤモヤ

仕事でモヤモヤすることが多い。うち一つは人間関係なのだが、相手に対する期待値を下げることでだいぶ楽になった気がする。相手にできないことを求めても仕方がないしので、できる範囲でやってもらうようにすれば、ストレスは軽減される。ただ、ポジション…

面白くてためになる(社会心理学系)英語Podcast

以前少し書いた通り、起床後に身だしなみを整えたり、通勤時は英語のPodcastを聴くようにしている。リスニング力の強化だけでなく、コンテンツそれ自体が面白いと思える番組に出会えると嬉しい。ちょうど1年前に以下の記事を書いたけれど、これらの番組は今…

SONYの職種別採用がすごい!

日経新聞で以下の記事を読んだ。 ソニーG、「専門重視」採用10年 新卒者の意欲高める: 日本経済新聞 新卒時から職種別採用を徹底しているようで、HPを見ると、文系でも複数のコース別に業務の概要、活かせるスキル、3-5年後のキャリアのイメージ等が具体的…

出張用時計の一つの結論(SNKE01K1)

先日海外出張に最適な腕時計の条件を投稿した。 海外出張用理想の腕時計とは・・・?(7つの条件) - Roo's Labo 記事を書いた後に購入したSNKE01K1がすごく良かったので記事を書く。 SNKE01K1はSEIKO5と呼ばれるシリーズの一つで、機械式ながら安価かつ、新…

仕事の中で感謝を伝えること

余り仕事関連の話題は書かないようにしているのだが、備忘も兼ねてメモ。 10月1日付で、ある手当の見直しを行った。この手当の水準については、昨今の物価高を受けて見直しが必要な状況になっており、外部のベンチマークデータや社員別の現況、他社比較等の…

北欧に思う(あるいは過剰品質の弊害)

出張で欧州某国を訪れている。白を基調とし整然とデザインされた空港の内装、都心にも関わらず時折訪れる静謐な瞬間を味わうたびに、北ヨーロッパはいいなと思う。 この地で働く同僚によると、当地の人は朝から働き始めて16時ころには仕事を終え出し、17時に…

『人事制度ハンドブック』と社内人事の価値を考える

ホットエントリに上がっていた人事制度ハンドブック。スタートアップ企業の組織・人事制度に関し、体系的かつ、導入が必要なポイントをかなり実務的な点も含めて網羅しているすごい資料。株式会社インプリメンティクス 代表取締役 金田 宏之氏の手になるもの…

カメラを貰う・子供の成長

妻からカメラをもらった。SONYのZVE10 というモデルで、動画の撮影もできる割としっかりしたカメラらしい。カメラや写真撮影については何も知らないのだけど、最近iPhoneの画質に少し不満があったのでありがたく使わせてもらおうと思う。 娘の寝る前は本の読…

生き方の基本原則を読んだ

五条アンドカンパニーの創業経営者Taejun Shinさんが40歳最後の日にまとめた自らの生き方の基本原則を読んだ(記事単体では高価だが、私は毎月のnote購読; 800円程度で読むことができた)。 note.com 網羅的で本質的かつストイックな内容に圧倒される。読んで…

『紅の豚』を人事的に分析してみる

映画『紅の豚』が好きで、よく観ている。夜作業をする際パソコンのDVDプレイヤーで流しっぱなしにし、BGM代わりに登場人物のセリフに耳を傾けるといったことをよくするくらいに好きだ。 複数回鑑賞するうちに、『紅の豚』には明確な対立構造があることが分か…

モノクルラジオが生活の友

先日の日記に書いたモノクルマガジン。欧州の地方都市で起こるイノベーティブなとりくみだったり、日本のサンダル職人の語るモノづくり哲学だったりとイノベーションやグローバルという硬派な切り口と、生活感・地に足がついた現実的な感覚を両立していると…

リジェネレーション

どこかで聞いたリジェネレーションという言葉。再生といった意味だろうか。毎日せわしなく過ごす中で、できれば3時間自由な時間があると、心身をリフレッシュして明日への活力を培うリジェネレーションができる気がするのだ。本日は22時に在宅勤務を終え、簡…

Youtubeの有料プランを解約した

Youtubeの有料プラン(Youtube Premium)を解約した。英国だと11.99ポンド/月(約1,853円)と結構な値段だ。もっとも、毎日のようにYoutubeで動画を見ていた時は、広告をカット出来たり他のアプリを使いながらバックグランドで再生出来たりとベネフィットの方が…

歯医者の英語・モノクルマガジン

先日歯茎に痛みを感じ、歯医者を受診した。先生の到着が遅れているとやらで予約の時間より45分待たされた末(英国あるある)、診療室で待っていたのはインド系と思しき若い男性歯科医だった。てっきり日本語がわかる先生が出てきてくれると思って一瞬度肝を抜…

守島基博『人材マネジメント入門』

ついに出会ってしまった・・・。企業人事に携わる人であれば必読・必携ではないかと思わせる究極の一冊だ。 著者はアメリカイリノイ大学で博士号を取得した人事・労働政策を専門とする大学の教授で、おそらく企業での勤務経験はない。にもかかわらず、ブログ…

伊波和恵, 髙石光一, 竹内倫和『マネジメントの心理学』

組織・産業心理学の基本的なコンセプトを、説明する概要書。良い点は、多岐にわたるトピックをカバーし全体像に触れられること。章立ては以下の通り。 働くということ 採用と就職 組織と私 リーダーシップ ワーク・モチベーション コミュニケーション キャリ…

4歳児が図書館で借りて楽しんでいる英語の本3冊

週末に図書館に寄って以下の本を借りた。今までは、日本語の本しか借りていなかったが、英語の本を読めると選択肢が一気に広がることに気が付いた。借りたのは以下の本。いずれも平易な英語で親も含め読みやすい。今は英語を音読し、すぐに日本語に大意を訳…