気づけば2024年最後の日。大きな怪我・メンタル不調なく、家族も健康で、1年間無事に終えられることを感謝したい。一方で、特に仕事や趣味も含めて、時間・リソースの使い方をきちんと考えていかないと、疲労するけど成果が出ない状態が続きそうだ。抽象的になるけれど、2025年は「頭を使い」「成果にこだわる」(組織の運営を含め、何を目的に、どのような手段・順番で取り組むのが良いのかきちんと考え行動し、検証するループを回すような)年にしたい。そうした思いを持ちつつ2024年を振り返りたい。
旅行
今年はよく旅行した1年だった。家族旅行が10回(8回が英国外、2回が国内)。これに加えて家族公認の一人旅が1回。元々、やたらと休みの多い娘のハーフターム休暇をやり過ごすためだったけれども、飛行機での長距離移動や外食が続いても体調を崩さず、観光地やイミグレで1時間以上待って文句をいわないなど6歳の娘が成長した姿が印象に残った。旅行先で特に印象に残ったのは以下の通り:
- イタリア2024年4月
イースター休暇中に、ローマ、フィレンツェとベネツィアを回った。都市間は鉄道移動。いずれも王道の観光地ながら、家族と一緒に世界遺産のコロッセオを見たり、ドゥオモに登ったり、美味しいパスタやスパゲッティに舌鼓を打つのは最高だった。ベネツィアは初めて訪れたのだけど、水の中に美しい街並みがたゆたう様子は圧巻だった。 - スペイン
バルセロナとマドリードに1回ずつ。バルセロナはあらゆるレストランが美味しく、マドリードでは念願だったプラド美術館、ソフィア王妃芸術センターを訪れることができた。個別のレストランについて記載するのはバランスがおかしいけれど、マドリードのこのレストランは別格(味、店主さんのサービス精神)
https://maps.app.goo.gl/zRarh3nSXmcCDRbN6?g_st=ic - ヘルシンキ
ヘルシンキは欧州でも取り分け好きな都市の一つ(ポルトガルもそうだけれど、自分は人口1000万人以下の小国に特に心惹かれるものがあるようだ)。8月のヘルシンキは晴天に恵まれ、6歳の娘にとって、屋外の動物園・公園での遊びは忘れられない思い出となった。 - (ロンシャンの南フランス)
家族に無理を言って、一人旅を許してもらった。ロンドンから片道で5時間超。ルコルビジェの設計したロンシャンの礼拝堂を訪れることができたのは、2024年のハイライトの一つ。礼拝堂は荘厳さというより、自然の中に柔らかに佇むチャーミングさが印象に残った。
- パリ
家族旅行でも3回ほど訪れている。学生時代(15年ほど前)とは異なりパリの人々は快く英語でコミュニケーションに応じてくれるし、北駅やシャルルドゴール空港での物乞いの子供達に会うこともなかった。オルセーやポンピドゥセンター初め王道の美術館を回った。レストランに関して優れたお店は星の数ほどあろうけれども、オルセー美術館近くの定宿から徒歩圏のこの店は、日本人の矜持というか、味、もてなし、店員さのみのこなし含め印象に残った(値段も相当だったけれど・・・)
https://maps.app.goo.gl/e4iQU4jd9dPVorC36?g_st=com.google.maps.preview.copy - リスボン
クリスマス後に訪問。なんとなく子連れを優先してくれる国が多い欧州旅行の期待を尽く裏切られ、久々に良くも悪くもカルチャーショックを味わえた(入国審査は1時間半、ジェロニモ修道院は予約したのに45分待ち)。限られた滞在時間の中でも、リスボンの人々の真面目さ、誠実さが伝わってきて、魅力的な旅行先だった。レストランのオフィチオは、キャンセル待ちから幸運にも入場できた。1人50ユーロを着る値段で、繊細で美味しい料理を心地よい接客と共に堪能させてくれるとても魅力的な店で、リスボンを訪れる予定がある人には全力でお勧めしたい。https://maps.app.goo.gl/5rz5CcuAWhYRAvsw7?g_st=com.google.maps.preview.copy
趣味
- アート(絵など)
10月に給与が少し上がったこともあって、記念に絵を2つほど買った。一つはイギリスの女性画家の風景画で、透明な色と筆使いが部屋を明るくしてくれる。もう一つは、割と有名なフランツマルクの絵で、虎の可愛さに惹かれた(別に寅年でもない)。もう一つ、ピカソの手になる焼き魚にレモンを添えた絵を注文してしまったので、届き次第紹介したい。 - フランス語
別の記事で紹介させてもらった通り。集中して進めることが重要だと思うので、来年は優先順位を上げて取り組みたい。 - 時計
10月に、ロレックスのオイスターパーペチュアルデイト(115200の白文字盤)を中古で購入した。以来、休みの日も旅行先でもずっと手放せない。数え切れないくらいの推しポイントがあり(正確性、視認性の良さ、白文字盤の清潔感、シンプルだけどほんのりラグジュアリーな感じがあって絶妙に自尊心を刺激するところ、日付表示がしごとに便利・・・)、他の時計への興味が一気に薄れてしまった。ひょっとすると、運命の一本と言えるかもしない。 - Podcast (Spotify有料版の契約)
11月頃にアップルのポッドキャストアプリが動かなくなったのでSpotifyに移行した。Podcastはアップル純正アプリ以上に充実している印象があるし、一生かかっても聴き尽くせないような膨大な音楽のサブスクもセットでついてきて満足している。英語学習とニュースはThe Economist。政治・経済系は日経のチャンネルを中心に聞いている。エンタメ系という括りで良いのかわからないけれど、大久保佳代子氏の番組は、悶々とする中年にどストレートにヒットしながらも品性を失わない個人的な大ヒット番組。大久保佳代子とらぶぶらLOVE | Podcast on Spotify - 筋トレ・読書
割愛。毎日10分くらいずつ続けだ。筋トレは、夏に手首を痛めてしまい(ディップスの最中に負荷がかかった?)、今は痛みがひいているけれど、腕立て伏せに切り替えるなどして緩く続けている。
仕事
今年もよく働いたなというか、プレイヤーとして問題解決をするのに力を使いすぎた印象がある。10月に正式に課長の立ち位置になったので、2025年はチーム力の底上げ(チーム目標の設定、行動規範の設定、具体的な手順の伝授)を進めつつ、自分は目の前の問題解決を離れてより中期の価値向上に力を注ぎたい。そのために自分のコミュニケーション力を高めるため、コーチングだったりをきちんと学んでみたい。