Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

フィンランドのお土産

仕事でフィンランドに行く機会があった。都合2回目だったが、物事が美しく整えられ、市街地であっても時折喧騒が聞こえなくなるほど静かな(静謐、といったら言い過ぎか)感じがしてとても好きな国である。

f:id:journal_voyage:20230406142446j:image(前回訪れた際、ホテルの前に流れる河を撮影)

 

残念ながら観光する時間はなかったので、ハイストリートにある本屋でお土産を二つ買って飛行機に急いだ。

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フィンランドといえば、ムーミン。眠れないムーミンがパパやママ、周囲の人の力を借りて眠りにつこうと奮闘する。

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4歳の娘は今のところ、本を読むより公園やプールで体を動かしたり、おままごとをする方が好きそうだ。寝る前に妻と共に何冊か読み聞かせをする中で、少しでも本に興味を持ってもらいたい。

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もう一つは自分用。小ぶりな収納トレイで、トーベ・ヤンソンさんによる原画をもとにしているそう。コンテクストがよくわならないものの、簡素な部屋に肩を寄せ合って光を見つめている(反射した影による陰影)様子に風情を感じた。

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裏返すとスウェーデン製とある。まさかの隣国製!かつ人件費が高そうな印象があるけれども、スウェーデンムーミン製品を作っているとは知らなかった。

 

 

Stooe-on-trentでオススメのサンドイッチ屋さんSlamwich club

ロンドンユーストン駅から電車でおよそ2時間。Stooe on trentはウエッジウッドをはじめ多くの陶器店が工房や店を構える焼き物の街として知られる。我が家でも先日1泊2日で同地を訪れた。日帰りも不可能ではないものの、4歳の娘をつれて忙しない移動は避けたかったのと、自家用車ではなく電車での移動のため((ロンドンの鉄道は頻繁にキャンセルで便が運行停止になる))、大事をとったが、じっくり見られて正解だった。

様々な工房の特徴や、効率的な回り方等実用情報は他のブログにお譲りするとして、昼食で訪れたサンドイッチ屋さんが(店の名前や)事前の期待に反して(失礼)、すごく美味しかったので備忘しておきたい。

The Slamwich Club

スラム、という店名に驚かないでほしい。(サンドイッチを)ギュッと圧縮するというニュアンスで、スラム街の意味はない(多分)

https://maps.app.goo.gl/VRodm1KXuQEwoAi99?g_st=ic

トークオントレント駅からタクシーで5分くらい。はいストリートの中にある。我が家は近くのホテルに荷物を預けて徒歩で出かけた。

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小気味良いロックミュージックが流れる店内。赤ちゃん用の補助椅子もあって、体格小さめな娘にはありがたい。

頼んだのは豚と牛のサンドイッチ(これは豚の方)。食べ物を切り分けるためのナイフがサンドイッチ本体に刺さって登場する演出はさておき、マヨネーズと辛味が混然となったソースが豚肉によく絡んで美味であった。

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横からみた様子。いつになったら美味そうな食べ物の写真が撮れるのか。。

サンドイッチの価格も10ポンド程度と、ロンドン中心部の2/3位の印象。この値段でもっと近くにあれば通ってしまうことだろう。

 

 

 

 

 

田中雅子 『ユニクロで学んだ巻き込み仕事術』

著者は、元ユニクロ経理マネジャーで、同社在職中様々なプロジェクトに携わった経験を、周囲を巻き込み結果を出すという観点でまとめた本。期待以上に面白く読んだ。

なるほどなと思ったのは、意思決定者のタイプ(右脳派、左脳派、両者のミックス)に応じて用意する資料の構成を変えたり、部下の特長をメモっておいて強みを活かす形で仕事を振るという指摘。自分の場合は常に理屈で押そうとしてしまうところがあるので、相手に応じてアプローチを変える手法は新鮮で参考になった。

 

 

 

ロンドン都心にある珠玉の美術館(The Courtauld Gallery)

妻が娘をクラスメイトの誕生会に連れて行ってくれている間に、訪問することができた。

場所は、地下鉄エンバンクメント駅から徒歩10分弱。ミュージカルをやっている劇場外からもほど近い。

展示スペースそのものは小ぶりなのだが、前記の印象派を中心に美術史の教科書にのるような作品が数多く展示されている。このように、世界中のマスターピースを、至極自然体で鑑賞できる(それらを収集・保管・展示し、多くの場合無料で閲覧可能にしている)ことに、英国という国の底しれぬソフトパワーを感じ、身震いする。

絵画好きの方ならぜひ一度訪れてほしいギャラリーだと思う。

絵画の他に工芸品の展示も充実している。

可愛らしい食器類(語彙の貧困を感じる)。

才気ほとばしるルーベンスのスケッチ。まさに無双状態。才気煥発という言葉は彼のためにある。

個人的に刺さりまくったパルミジャニーノの絵。享年37歳というのが今の自分と同い年で泣ける。

こういう絵が描けるようになりたい・・・。女性の髪、顔の陰影はこのように描くという意味で勉強になる。

改装を終えて再オープン The Courtauld Gallery - Onlineジャーニー

エドガー・ドガ。女性をの美しさを緊張案のある一瞬の中で表現する技術には脱帽させられる。

エドゥアール・マネの晩年の傑作。劇場の喧騒と給仕の女性の一瞬の表情を捉えた緊張感たるや。

 

 

最近気にいっている休日時計(citizen ac2200)

先日こんな記事を書いて腕時計の断捨離をアピールした。

journal-voyage.hatenablog.com

その舌の根も乾かぬうちに申し訳ないのだが、休日使いにとても気に入っている時計があるので紹介したい。CITIZEN ac-2200 55-eという時計だ。

citizen.jp

詳細は、上記メーカー公式サイトをご覧頂きたいのだが、目が不自由な方が触って時刻を確認できるという目的のためになされたシンプルなデザイン、時刻の読み取りやすさ、軽さ、それでいて愛らしいデザインがすっかり気に入っている。

citizen ac-2200 55-e

ベルト(ラグ幅18ミリで選択肢が多い)は、archerのシリコンバンドに付け替えた。これでさらに軽やかに使いやすくなって嬉しい。

PANERAIを彷彿させるシンプルな文字盤デザインが愛らしい。

欠点というほどではないのだが、ご覧の通り秒針がないので、分未満の細かな時間が必要な方にはおすすめできない。また、視覚障害者の方がカバーを上げて文字盤を直接触ることができるという仕様のためか、ガラス板の間に水が侵入しやすく、曇りやすい点は気がかりだ。

しかしながら、軽くシンプルで愛らしい(おまけに15,000円程度と高価でない)という最近自分が腕時計に求めることが全て満たされる幸せな子である。いまのところ、使う場面は、休日かつ娘と公園に行かないときと限られるのだが、長く付き合いを深めていきたい(腕時計3本ポリシーとの整合性は追って整理していきたい・・・)。

Aubaine, Sloansquareのカジュアルなフレンチビストロ

娘と妻と昼に利用。お酒を飲まず、3人で100 GBPちょっと。安くはないけど、リーズナブルだと思う。フレンドリーな接客、美味しい料理を勘案するとコストパフォーマンス悪くないと思う。

goo.gl

ロブスターのスパゲッティ。エビのコクが効いていて美味い。

トリュフのスパゲッティも美味しかった。

欧州ラーメン放浪記(ワルシャワ・らぁめん喜久や)

出張や旅行で欧州の諸都市を訪れる際の楽しみの一つが、現地のラーメン屋を尋ねること。二郎系ラーメンをこよなく愛する筆者は常に豚骨・にんにくの香りを求めているのだが、ワルシャワで二郎系ラーメンを出す店と奇跡の邂逅を果たした。感動冷めやらぬうちに記録を残す。

お店の概要

goo.gl

招き猫がお出迎え

英語メニューもあるのでご安心めされよ。

 

注文は丸をつける形式。これ、一蘭で見たことがあるやつ!

 

着丼。夢にまで見た二郎系がここに。最後まで美味しくいただきました。

壁面には謎の芸者とタコの絵が・・・。