Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

ロンドン都心にある珠玉の美術館(The Courtauld Gallery)

妻が娘をクラスメイトの誕生会に連れて行ってくれている間に、訪問することができた。

場所は、地下鉄エンバンクメント駅から徒歩10分弱。ミュージカルをやっている劇場外からもほど近い。

展示スペースそのものは小ぶりなのだが、前記の印象派を中心に美術史の教科書にのるような作品が数多く展示されている。このように、世界中のマスターピースを、至極自然体で鑑賞できる(それらを収集・保管・展示し、多くの場合無料で閲覧可能にしている)ことに、英国という国の底しれぬソフトパワーを感じ、身震いする。

絵画好きの方ならぜひ一度訪れてほしいギャラリーだと思う。

絵画の他に工芸品の展示も充実している。

可愛らしい食器類(語彙の貧困を感じる)。

才気ほとばしるルーベンスのスケッチ。まさに無双状態。才気煥発という言葉は彼のためにある。

個人的に刺さりまくったパルミジャニーノの絵。享年37歳というのが今の自分と同い年で泣ける。

こういう絵が描けるようになりたい・・・。女性の髪、顔の陰影はこのように描くという意味で勉強になる。

改装を終えて再オープン The Courtauld Gallery - Onlineジャーニー

エドガー・ドガ。女性をの美しさを緊張案のある一瞬の中で表現する技術には脱帽させられる。

エドゥアール・マネの晩年の傑作。劇場の喧騒と給仕の女性の一瞬の表情を捉えた緊張感たるや。