Roo's Labo

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自律的な協働を促すリーダーシップ

リーダーシップ特集。神戸大学鈴木竜太先生は今日のリーダーが心がけるべきこととして、①余白を作ること②問うことの二点を挙げておられます。特に前者については、膨大な日々の業務と社内手続きに圧倒されてしまっている自身を顧みても、意識しなければいけないポイントとして、刺さりました。

余白を生むとは、フォロワーの時間や資源(リソース)に余裕をもたせるということである。なにか新しいことを始めるときには、何かをやめたり、省略したりしなければ時間やリソースは不足する。フォロワーが自律的に行動するためには、フォロワー自身に余裕がなければそれらの行動は起こらない。(中略)そのため、リーダーはフォロワーの仕事を見直し、役割や仕事の割り振りを変えていくことがまずは重要だろう。価値の低い活動を取りやめて、時間の浪費をやめることも有効だ。フォロワーが本来、必要な価値を生む行動につながる時間的、精神的な余裕をより多く作ることが、新しい取り組みを始める前に行うべきことである。 

 特に太字に強調した部分は、本当にそのとおりで、過去から続けていることを見直さず、新たに何かを加えていくアプローチは必ずリソース不足で破綻すると思います。マネジメントにおいて、意識的に楽をすることで余裕を作り出す意識を持つことは常に心がけたいと思います。