日経新聞で以下の記事を読んだ。
ソニーG、「専門重視」採用10年 新卒者の意欲高める: 日本経済新聞
新卒時から職種別採用を徹底しているようで、HPを見ると、文系でも複数のコース別に業務の概要、活かせるスキル、3－5年後のキャリアのイメージ等が具体的に記載されている。特に、3－5年後のキャリアイメージは、少しでも先の見通しを持ちたがる今の若い層に刺さりそうだと感じた。
ソニーグループポータル | 事務系コース：分類ごとの雇用会社配属先 / Recruitment Courses
採用に関する考え方を、文章ではなく映像にし、また芸人を起用して伝えるのも、20代前半の若者に興味をもってもらうための方策として考えた結果と思う。
上記の採用HPや日経の記事には記載がないけれども、おそらく業績・能力の評価も職種別に求められる能力(コンピテンシー)や業績のあり方を定義したうえで行っているのではないか。ソニーグループには10万人程度の人員がいるようで、グローバルに優秀人材を採用し、評価し、配置しようと思えば、職種別の採用や管理を行うのは、合理的だと思う。ふと思うのは、同じ人事の仕事でも、エレキとエンタメでは給与水準が違ったりするのだろうか。そこまでやるとグループ内での人員異動はかなり難しくなると思うが、反面、人件費の適正化という意味では分けるべきで、どこまでグループ内の処遇に共通性を持たせるかのバランスが大事なのかなと思った。
