Roo's Labo

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【本】佐藤オオキ 佐藤オオキのスピード仕事術

図書館で経営本のコーナーで偶然見つけ手に取った。予期せぬ出会いがあるから、図書館を訪れるのは楽しい。

世界的な賞を複数得ている人気デザイナーが、自らの仕事術を語る。内容に突飛なところはない。作品のクオリティを高めるために必要な投資を行いつつ、高速・複数のプロトタイプを作って試行錯誤する中で完成度を高めるということか。依頼人(企業)組織内の力関係・人間関係に配慮して提案を複数用意したり、と営業(仕事が)しやすいと思わせる工夫も怠らない。

最も印象的だったのは、若手に対しては将来手掛けたい仕事は今すぐ手をつけるべきと話しているくだり。確かに、自分の作品が評判につながり、そこから新たな仕事につながることを考えると、自らの仕事人としてやりたいことは早めに手をつけるのが良いかと思う。

自分としては、社会で「優秀である」とはどういうことか、優秀さをどう測るか、どうすれば優秀とされる人を育成出来るのかに興味がある。産業心理学なのか分からないけれど、その辺りの勉強もしてみようかと思う。