Roo's Labo

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出張用時計の一つの結論(SNKE01K1)

先日海外出張に最適な腕時計の条件を投稿した。

海外出張用理想の腕時計とは・・・?(7つの条件) - Roo's Labo

記事を書いた後に購入したSNKE01K1がすごく良かったので記事を書く。

SNKE01K1はSEIKO5と呼ばれるシリーズの一つで、機械式ながら安価かつ、新興国での使用も想定し一定のタフネスがあることで知られる。

二泊三日の海外出張でSNKE01K1と共に過ごしたが、軽くて正確(日差はマイナス10秒くらい)。37mmと小ぶりなケース径は自分の細い手首にも合っていると感じる。デザインは、主観になるが、とてとイイも思う。ベゼルに彫られた05, 10と言った分表示が、よいスポーティさと遊び心をくわえていて、真面目一辺倒でない魅力を与えていると思う。

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どことなく某エクスプローラー2を彷彿させる表情で愛嬌がある。

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価格は幅があるようだが、筆者が英国Amazonで購入した時は60ポンド(10,000円程度)だった。愛着の問題は別として、旅先で無くしたり、壊したりしてもこの値段なら(数日落ち込んだ後)立ち直ったり買い直したりできるのではないか。

防水性能は、50M防水と完全とは言えない。ただ、身につけたままガンガン手を洗っているが支障は出ないし、必要十分と言ったところ。

気になる点も書くと、まずハック機能(リュウズを引いて秒針を止める機能)がない。もっとも、時刻調整時に軽く反時計回りに力を加えることで秒針を固定できるので慣れれば支障は無くなると思う。

もう一つはブレスレットのこまかな長さ調整が難しい点。コマ単位が大きいのでジャストフィットに合わせるのは難しいかもしれない(出張中少しタイトに感じ食事中外してテーブルに置いたりしていた)。この辺りはまたいじってみて自分なりの最適解を探したい。

上記記事で紹介したSBDC101もすごくイイと思うけれど、重さ(ステンレスブレスレットで150g超)が気になっていた。その点SNKE01はベルト調整後で100gを少し上回る程と軽快だ。

この時計に出会ったことで出張時計の選択は一つの結論が出たかもしれない。使い倒して異なる感想が出て来れば、別途書いてみたい。

海外出張用理想の腕時計とは・・・?(7つの条件)

新型コロナウィルスとの共存が進む欧州。海外出張で外国を訪れる機会も増えてきた。そんなわけで、海外出張時に理想の相棒たりうる腕時計の条件を7つ考えてみた。個人的に前半の4つは必須条件、残り3つが有れば望ましい要素と整理している。

①タフであること(優れた防水・耐衝撃性能)

出張先では突然の天候変化に見舞われることもしばしば。また、急いで移動するなかで腕時計をぶつけてしまうリスクも高い。従ってすぐれた防水・耐衝撃性能を備えていることは必須である。

②時刻操作が簡単にできること

英国・フランス間がわずか2時間(ユーロスター)で移動出来る様に、欧州にあっては国境を越えることはカンタンだ。他の地域であっても、海外出張ならば時差調整は避けられない。そんな時、リュウズを回して手早く現地時刻に合わせる機能は、出張をスムーズに進める上で欠かせない。

ハッキリ言って、Gショックの時刻変更方法は難しくて覚えられない。。

③高価過ぎないこと

これは結構大事な項目と思っている。あまりにも高額な腕時計は犯罪に巻き込まれるリスク要因になる。また、空港の保安検査をはじめ、腕時計を外さざるを得ない機会もある中で、最悪紛失しても諦めがつく価格帯であることは、重要な条件ではないか。

④機械式であること

長期出張では特に、クォーツ(電池式)腕時計は電池切れのリスクがある。また、スマートウォッチも、頻繁な充電が必須で、途上国を長期間訪れる際や急なアクシデントで充電環境がない場合に不安がある。機械式時計なら腕を振る(もしくは巻き上げる)だけで時を刻むことができ安心だ。

GMT機能があること

出張先から、本国と連絡を取る時、何時なのか即座に分かればスムーズに仕事を進めることができる。その意味で、2箇所の時刻を同時に確認できるGMT機能があれば、心強い。

⑥日本製であること

ビジネスにおいて、相手の身だしなみからどんな性格・志向の持ち主か推しはかる場面は多くある。海外出張時も同様だ。海外のビジネスパートナーに対し、日本のモノづくりの粋さ・技術力の高さを感じてもらい、良好な関係を築く上で、日本製であることは強力な武器となる。

⑦軽いこと(疲れないこと)

出張時は荷物も多く、不慣れな環境で疲労が溜まりやすくなる。身体への負担を極力減らすためには、軽いにこしたことはない。

 

そんな条件を満たす理想の一本とは・・・。

残念ながら、上記の条件全てを満たす時計は持っていない(期待された方すみません)。筆者が使っているのは、SEIKO SBDC101. セイコーから近年リリースしたダイバーズウォッチで、200m防水、サファイアクリスタルによる風防・ステンレススティールのブレスレットとも防キズ加工がなされていて、堅牢・防水性能は申し分ない。価格も(決して安くはないが)日本円で10万円強と、スイス製高級時計のような水準ではない。おしむらくは、GMT機能がないのと、決して軽くないこと(体感150g近くある)。その意味で、上記①〜④に加えて、⑥を満たす。日本への一時帰国を含め、海外に出る際は必ずお供にしているが、いつもタフで正確、頼れる相棒である。

 

 

読者の方で、これはという時計があればぜひ教えてください。

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久しぶりに欲しい時計

Tudorから小型(39mm)、日付(デイト)表示なしのダイバーズウォッチが出た。

www.tudorwatch.com

細腕の自分には、小型でデイトなしのダイバーズはまさにドンピシャの時計だ。一方で、昨年購入したSBDC101も気に入っている。

www.seikowatches.com

SBDC101もすごくいい時計だが、いかんせん重いのが玉に瑕。Tudor Pelagosの新作は、チタン製だけあって軽いといいのだが。街で見かけたら試着してみよう。

実機のレビュー動画はこちらから。実用・ツール感の塊で質実剛健な良さがある。これは欲しくなる。

https://youtu.be/t3C4Z_QIMLI

今週心に残った記事

 

タイメックス ナースウォッチ フランスケース こんなもんな時計好き - YouTube

恥ずかしながら、ナースウォッチの存在を知らなかった。こうしたお話を聞くと、時計は時間を知るというツールであるとともに、ストーリー(大戦中に献身的に仕事をする看護師の姿が浮かんでくる)でもあると思う。そして、時計に心惹かれるのはストーリーがあればこそだと感じる。

コーヒーと時計を一緒に撮影 その32~読者投稿記事~

時計と持ち主の間のさまざまなストーリーが垣間見えて面白い。

休暇に読書を―その4 Reader’s High。 - Executive Foresight Online:日立

経営学楠木建先生の読書論。テーマを決めて一気に読む読書、やってみたい。

きっかけ

机を整理していたら、SEIKOの電波ソーラー時計が出てきた。型番は、7b52-0ak0とある。黒文字盤でシンプル、3時位置に日付表示がある。チタン製で60g程と驚くほど軽い。f:id:journal_voyage:20220824074202j:image

買ったのは2015年頃。それまで使っていたCITIZENのサテライトウェーブの時計を紛失し、仕事用の目立たない時計が必要ということで、東京駅八重洲口の家電量販店で買った。それ以来、付けているのを忘れるほどの軽さもあって仕事に愛用してきた。その後、色々あって転職、少し落ち着いたタイミングで機械式の時計が欲しくなり、ロレックスなど調べ始めたという流れ。デイトジャスト風にしたかったのか、サイクロプスレンズを付けてしまったのはご愛嬌。。

軽くて正確、目立たない。普段使いの時計としてはこれ以上ない。一方で、電波ソーラーが故の時刻合わせの煩雑さ(電波を拾えないインドに出張し難儀した)、細かな傷が目立つところ(それも味だが)が気になる。結局、あらゆるシーンにおいて完璧な時計というのはないのだろうけれども、究極の一本を求めて今日も時計の情報を収集してしまう。

 

買ってよかった2021

今年も残すところあと1ヶ月あまり。少し早いけれど、買ってよかったものを紹介するエントリー。

① snow peakチタン製マグガップ(300ml)

www.amazon.co.jp

夏に一時帰国した際、横浜の隔離先ホテルで食事も自分のタイミングで取れず、コーヒーも飲めない事態を打開するためにAmazonで通販した一品。チタン製だけあって軽く、シンプルな作りがアウトドア感を掻き立てる。隔離期間や在宅勤務で外に出れないときも、このカップにコーヒーを注ぐだけで少しリラックスできる。300ml容量で2,500円弱と決して安くはないが、今ではほぼ毎日使う相棒のような位置づけになった。取手も曲げて収納できるので、冬の一時帰国の荷物にも含められるかも。

 

② SEIKO PROSPEX SBDC101(SPB143)

もともと腕時計が好きで、ブログやネットのサイトを通じて情報収集することを趣味にしている。昨年購入した時計に関して、以下のエントリーを書いた。

journal-voyage.hatenablog.com

欧州に赴任して初めて海外出張の予定が入ったこともあり、時計を新調しようと物色していた。海外出張に耐える時計として、次のような基準を考えていた。

  1. 雨や天候の急変などに耐えられること(優れた防水性能)
  2. そこまで高価ではないこと(空港の金属探知機での取り外しや最悪なくしても諦められる金額であること)
  3. 時間変更の操作が簡単であること(竜頭を引いて時刻を調整できること。G-SHOCKの操作は恥ずかしながら覚えられない)
  4. 機械式であること(出張中に電池が切れたりしても手巻きないし自動巻きで対応できること)

こうした観点で時計を探す中で、あるYoutube動画を見つけた。すごく魅力的に動画が紹介されており、もともと気になっていたモデルであったこともあり、思い切って購入した。

youtu.be

結果、購入して良かった。武士のような無骨なデザインはシンプルで飽きがこない。精度は(機械式にそこまで期待することではないけれど)、公称スペックを大きく上回る日差-2/-3秒程度で、昨年購入したRolexのヨットマスターRef.268622と遜色ないレベル。実用的には全く問題ない。視認性が良く、(決して安い時計ではないものの)、ぶつけたり水に濡らすことに全く抵抗なく使用できるので、実用時計としては申し分ない。気に入って、購入からずっとつけっぱなしにしている。個人的に、ダイバーズウォッチの到達点(の一つ)はRolexのサブマリーナだと思っていて、いつかは手に入れてみたい時計ではあるものの、昨今の品薄・また、高価で日常使いする観点からはこの時計は今の筆者にぴったりだと思う。

購入したのは、ナイツブリッジのSEIKOブティック。応対してくれた英国人と思われる店員は問い合わせたメールのレスポンスも早く、接客も丁寧だった。彼の手首にもGrand Seikoが光っていて、日本ブランドに愛着を持ってくれていると嬉しくなった。

 

2020年の振返り(腕時計)

あと12時間あまりで2020年が終わる。腕時計の面では収穫のあった1年間だった。今年購入した時計を振り返ってみたい(写真がしょうもないのはご愛嬌)。

モーリスラクロワ アイコン39ミリ

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4月末に購入。久しぶりの機械式時計。3月初旬からテレワークが始まり、慣れずに苦労する中で奮闘した自分へのご褒美として購入。腕時計喫茶さんをはじめ、各所で激賞されていたこともあり気になっていた。

適度なラグジュアリー感とスタイリッシュさがあって気に入っている。特にベルトのフィット感が気持ちよく、赴任前まではずっとこれをつけていた。

SEIKO SNXS79K

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渡航前に通販で購入。自動巻ながら1万円程で手に入った。海外出張時に失くしたり、盗られたりしても後悔しない金額を基準に選んだのだが、驚異的な精度に驚いている。2週間つけっぱなしでいてもほとんどずれていない(体感値)のは素直に驚かされる。元の金属ブレスレットはシャカシャカして安っぽい印象が拭えなかったので、革風のブレスレットに交換している。

ロレックス ヨットマスター Ref.268622

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渡英後、街の時計店で偶然発見。高価なので迷いに迷ったが、勝手に運命を感じて購入。初のロレックス。37ミリのボーイズサイズは、自分の細い腕には丁度良い。思いのほか軽く、ブレスレットのフィット感もあってつけ心地が良い。何より気分が上がる。精度も流石。ただ、日差がマイナスで少しずつ遅れるので、この辺は日本に帰ったら調整してもらおうと思う。

 

2021年がどうなるのかまったく分からない。ただ、今興味があるのはグランドセイコー(白文字版のもの)とタグホイヤーモナコで、妻にどう伝えるか考えながら、時計趣味を楽しんでいきたい。