ニューヨーク大学スターンビジネススクールの教授のPodcastによると、google career certificateは非常に大きな可能性を占めている。
The Prof G Show with Scott Galloway：Apple Podcast内のState of Play: The Sharing Economy
同プログラムはGoogleが監修・提供し、ITの専門的な知識とスキルを習得させることを目的としている。内容は、世界の最高水準の講師が、わかりやすく教えてくれ、しかも（高価なアメリカの大学教育に比べ）非常に安価で提供される予定とのこと。
Professional Certificate Training Programs - Grow with Google
この結果何が起こるか。現在は新卒で有名企業に入れるか（その結果高い給与を得られるか）は有名大学を卒業しているかで判断されているかが重要な判断基準になっているが、この点が決定的に変わる可能性がある。なぜなら、（多くの場合世界でベストとは言えない研究者がリサーチの片手間で教えるより）優れた教育プログラムが圧倒的に安価で登場するから。多くの人はGoogleのプログラムで学ぶようになる。すると、優秀かどうかの判定基準として使われてきた大学の寡占、独占的地位が破壊される。丁度、ニュースを伝える紙の新聞の多くが、インターネットの登場によって解体に追い込まれたように。番組内では、unbandle という表現を用いていたけれども、破壊的に安価で優れたオンラインの教育プログラムが、既存の（100年以上歴史のある）大学教育を解体する可能性を占めるという予測で、確実にそうなるかは分からないけれども、望ましい変化の方向だと思う。そして、英語圏で起こっているこの変化は、日本語にも遅れてやってくるだろう。Googleのプログラムを使うかどうかは別として、つねに学び続け知識を更新し続けることが充実したキャリアを送る上で重要になりそうだ。
