Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

Preparing to Manage Human Resources

Courseraの人事・組織に関するオンライン講座であるHuman Resource Management: HR for People Managers Specialization。全部で5つあるコースのうち、最初のPreparing to Manage Human Resourcesを修了した。

どんな講座?

人事・組織に関する研究・授業で有名なミネソタ大学が提供している。人事部で働くひとというよりも、管理職として人をマネージする立場になった方に対して、マネージメントする上で重要な人事上の知識・実務プラクティスを伝える内容。そのため、人事のバックグラウンドがなくても学習を進められるし、(自分のように)人事経験がある程度ある人がみても、知識の整理に役立つ。

全部で5つのコースからできていて、大まかには、以下の通り:

  1. 人をマネージするとは
  2. 採用
  3. パフォーマンス・マネジメント
  4. 報酬
  5. 仕上げのプロジェクト

URLは以下

Preparing to Manage Human Resources | Coursera

内容と感想

自分が修了したのは、「1人をマネージするとは」の部分(おそらく20時間くらいかかった。勉強は、平日の朝や土日の時間を充てた)。

内容としては、人を動かす要素を、経済的インセンティブと非経済的インセンティブに分けて説明していく。後者は、どちらかというと個人に着目したもの(自己実現等心理学の観点によるもの)と社会規範等集団的な側面から考察する。

個人個人を動かすドライバーを理解することは非常に重要だし、その整理の仕方も含めて勉強になった。

講座の進み方

1つのコースがLesson1~4の4つの部分から構成されている。

各レッスンでは、5〜10分弱の動画を視聴(たまに、動画の最中に簡単なクイズが出る場合がある)を見たあと、小テスト(5問程度の選択問題ですぐ終わるもの) に答える。レッスンの最後には、比較的大きなテスト(場合によっては、それなりの量の英文を書いて答えるエッセイのようなものがある)がある。テストは全く難しくなく、また、間違えてもやり直し可能。課題によっては、他の受講生の内容をレビューすることが修了の条件になっているものもあるなど、よく考えて設計されている印象。

修了証

ちなみに、コースを終えるとこのような修了証がもらえます。自分の場合は大学で学んだことがビジネスとは無関係なので、今後、大学院のプログラムに応募するときは、実務経験に加えて、英語で専門的な講座を修了したことを伝える材料として活用できればと思います。

f:id:journal_voyage:20201004052623p:plain

修了証(course certificate)

その他

途中で受講者が自分のバックグラウンドを簡単に公開し合うコーナーがあったのだが、MBAの勉強をしながら、追加で人事の知識を得るために勉強しているというコメントが有り驚いた。世界の人は必死に勉強しているのだなと思う。