Roo's Labo

腕時計、ラーメン、読書、美術、ときどき仕事

自分なりのリーダーシップ

今までの上司だったり、周囲の人に触れて感じたり考えたりしたこと。紛れもなくポエムだけども、文字にすることで多少は自分の考えが整理されることを期待しつつ。

  • 一般論ではなく固有解で語る
    文字通りだけど。仕事は常に具体的な状況があるので、教科書的な「こうすべき」というのは役に立たない(ことが多い)。自分なりに状況を整理した上で、「Aすべきだ」という具体的なスタンスを取ったほうがよい。もちろん、間違っていたらすぐに認めて修正に動く。また、きちんとお詫びする。
    無知と思われたくない、失敗して権威を失うのを下げたいという保身(?)から曖昧な態度をとっていても、多くの場合問題は解決しないし(時間が立つほど悪化するリスクも)、部下や周囲からの信頼も得られないと感じる
  • 上司は天気
    組織で働く以上、上司の存在を避けることはできない。性格やスタイルが合えば幸福に仕事ができる一方、合わなかったときのストレスは甚大で、ひどいとメンタルを病んでしまったり、環境を変えるために離職を余儀なくされることもある。2009年に社会に出た自分も、立派な上司、崇高な理想を掲げながらも人材マネジメントが破滅的で離職者の耐えない上司等様々経験してきた。ただ、最近思うのは、上司は天気に過ぎないのではないかということ。すなわち、コントロールできないし、気にしてもしょうがない。対策をすればよいし(雨が降ったら傘をさす)、しばらくすれば変わってしまう(長くても3年も経てば上司部下のいずれかは異動する)。大事なことは、環境要因(天気・上司)に影響されず(言い訳せず)、自分の目指す地点に向かって歩き続けることなのでは、などと考えている。

2個だけで切りが悪いけれども、今日はここまで。気が向いたら仕事上の気づきも書いていきたい。

本が読みたい

最近忙しくて満足に本が読めていない。通勤時間の行き帰りにある程度(20分位)は kindleを開いてページを繰ることができるのだが、その世界にどっぷり浸かるというか、我を忘れてほんの世界にのめり込むような読み方ができていない。いっそ南の島で1週間くらい休暇をとって、海で泳いで本を読んで、浜辺でうたた寝するという夢のような暮らしをしてみたい。最近購入し、積ん読になっているのは以下の本。少しずつでも読み進めていきたい。

火花以来の又吉直樹さんの本。日経夕刊で連載している人間発見も、完成の鋭さ・独特さが遺憾なく現れていて、めちゃめちゃいい。

 

 

ビジネス書。なんだかんだ行って結構読むし、他社のプラクティスを知るのは勉強になる。

 

部下や周囲の方に具体的に指示を出す(物事を伝える)ようになりたいと思っていて、そのために購入した(が、読めていない)。

 

人事関係だと以下の本。

Chat GPTを受けたビル・ゲイツのブログを読み、人間を凌駕する知性を持ったAIの登場やその制御をどうするかという点に関心を持った(が読めていない)。

 

パリ旅行③(治安・雑感)

2023年4月のパリ旅行に関して。

10数年前(2012年頃?)に訪れた頃に比べ、治安や観光客への態度がすごく改善していたように感じた。パリ北駅は確実に綺麗になっていたし(北駅前・構内にたむろしてすきあらば盗みを働いてやろうという輩にはついぞ出会わなかった)、

パリ北駅は明るく安全になった印象。

 

街の人は昔より確実に英語でコミュニケーションを取ろうとしてくれていた。モンマルトルの子供服やで娘用のワンピース買った時には、店員さんがフランス語で色々話しかけてくれて(「どこから来たの」「名前は」「(日本人だと伝えると)日本語でmerciは何ていうの」)といろいろ話しかけてくれて、その場で風船を膨らませて渡してくれたのだった*1

モンマルトルの丘からパリ市街を望む

Uberの運転手さんは、車両に乗り込む際にBon jourと挨拶すれば機嫌よく目的地まで運んでくれて、とてもありがたかった。

自分自身が干支一周分年を取ったことで自分自身の許容度だったり、物事をありのまま見つめて受け止める度量のようなものが出来たのかもしれないけれども、パリの街も人々も、変わっているという印象を受けた(オリンピックを2024年に控えた準備で治安が改善している面はあるのだろうか)。

ただ、そうした実感値とは別に、犯罪の総数は2017年に比べて概ね増加傾向にあると言えそうだ。

出典 https://www.fr.emb-japan.go.jp/files/100254832.pdf

とはいえ実際に訪れて経験するというのは本当に大事で、娘にはできるだけ多くこうした機会を設けていきたい。

*1:なぜかユーロスターの保安検査を通過、ロンドンの自宅に持ち帰ることができた

パリ旅行②(食べたもの)

さすがパリ。ふらっと入ったパン屋から、ビブグルマンのビストロ、エッフェル塔一階のレストランとどれも美味しかった。イチオシはオペラ通り近くのビストロで、味と量の割に値段が抑えめと感じた。

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パリで初めて食べた揚げたカツを挟んだ惣菜パン。ジューシーで美味しかった。

L'oseilleで味わったメニューの数々。前菜3品、メインに牛とかものステーキ、何杯かお酒も飲んで3人で100EURちょっとというコストパフォーマンスに驚き。

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エッフェル塔1階マダムブラッセリではランチのプレフィックスコースを注文。牛のタルタルの味わいが印象に残った。

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一人あたり50 EURくらいかかった(飲み物は別料金)。料理の割に高いけれど、エッフェル塔へのスムーズな入場(それでも地上の受付からレストラン到着まで30分以上かかった)、パリ市街地を一望できる展望台料金を兼ねていると思えば・・・許容できる金額か。

パリ旅行①(アート)

家族で初めてでかけたパリ旅行。ロンドンからのユーロスターは快適そのもので、あっという間に到着*1ルーブル、オルセーと超ド定番の美術館も、家族と訪れると新たな発見があってよかった。オルセーを訪れるのは学生時代に続き2回目だけど、天井から降り注ぐ光が本当に美しい美術館だと思う。

岩窟の聖母@ルーブル美術館。ダビンチが若いときの作品らしく、たしかに人の顔や体が、わずかに固く見える。

マネのオランピア@オルセー。実物はすごく大きく、人だかりができていた。

マネのオランピアが気に入って模写したゴーギャンの絵。本人もまさか後にさらされるとは思っていなかったのでは・・・。

こちらもマネ。柔らかな評定をした女性の白、子供の青、芝生と植生の緑に惹かれた。

ボンマルシェ百貨店で開催されていた、チームラボによる展示は白眉だった。子どもたちが描いた魚たちはその場でスキャンされ、壁に設置された電子の水槽に入り込む。一体ずつが生きているように泳ぎ回るし、子どもたちが手で触れると進行方向を変えたり逃げ去ったりする芸の細かさ。

子どもたちが描いた色とりどりの電子魚たちが壁面の水中を泳ぎ回る。

アートと技術を組み合わせたエンターテインメントとしてよくできていると感じた(おまけに、言葉を使わなくても楽しめるのも良い)。


*1:帰りは、発車60分前に北駅についたところ、乗車券の確認が長蛇の列で危うく乗り遅れそうになって焦った。

むしゃくしゃして厚い肉を焼いた。美味しかった。

無性に肉が食べたかった。薄い肉ではなく、厚くジューシーなやつだ。というわけで、近所の肉屋でステーキ用リブロースを買ってきた。

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重さ約430gの勇姿。上からではわかりにくいが、厚みは4cm超ある。

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焼き方は、プロのアドバイスに従うのがよかろうと考え、以下のサイトを逐次フォローした(そう、吾輩はマニュアル人間である)。

本当においしいステーキの焼き方!フライパンで簡単ジューシー、上手に焼くコツと焼き加減を解説 | キッコーマン | ホームクッキング

結果として、とてもうまくいった(と思う)。妻も娘もペロリと平らげるくらいには美味しくできた。重要と思った点は、

  • 片面を強火で30秒ずつ焼いたら、弱火に変えて側面を30秒ずつ火を通す
  • 4面加熱し終えたら、バットに移し3分休ませる。
  • 上記休ませるまでの工程を5セット繰り返したところ、ちょうど良いミディアムの火の通り具合となった。

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なかなか頻繁には作れないけれど、機会を見つけて練習したい。また、付け合わせも研究したい。

 

ロバート・ロドリゲス『フロムダスクティルドーン』

Amazonのおすすめに上がってきたので見た。ジョージ・クルーニーとクエンティンタランティーノ演じる犯罪者兄弟が、牧師一家を人質にメキシコに越境するまでの前半。待ち合わせ場所のモーテルで、仲間が迎えに来るまでを待つ後半。前半から後半にかけて全く異なる映画になった印象だけど(思わず『は!?』と声を出してしまった)、最後まで息つく暇なく興奮して見終えた。制作者側が、意図的にやっているのか分からないけれど、ジャンル分けというのは鑑賞・分類する側の都合で、製作する側は好きなことをする自由がある(もちろん、興行収入だったり批評家のコメントというかたちで牽制・バランスを取る力が働く)。才能ある人たちが好きなことをやっているというのは、破天荒でいいなと思った。